参列・葬儀マナー

弔問、参列できない場合に行うべき5つの行動

故人が亡くなったときに葬儀やお通夜と共に大切なのが、弔問です。弔問は葬儀とはまた別のマナーやルールがあり、それをしっかりと理解していないと故人や親族に失礼にあたることもあります。ここでは、その具体的なマナーやルールについて解説していきます。また、弔問客を迎えることとなる、遺族側の注意点も同様に見ていきましょう。

弔問のタイミング

弔問と一言でいっても、そのタイミングは故人との関係性によって変わってきます。一般的には葬儀が終わった後に弔問することが多いようです。その他、故人と特別に親しかった場合には、葬儀前に弔問することもあります。また、弔問を行うときは遺族の人も準備が必要なため、必ず事前に連絡してから訪れるようにしましょう。葬儀後に弔問を行うときは、葬儀が終わってから3日以降~49日頃までが良いとされています。それ以上日数が空いてしまうと、遺族の人の負担になる恐れがあるからです。

具体的な弔問の流れとしては、葬儀前に故人の家を訪れる場合と、そうではない場合で多少違ってきます。まず、共通しているのは事前に弔問に訪れることを伝えておくことです。その後、葬儀前に弔問するときは、最初に遺族の人に挨拶をして家に上げてもらいます。故人との対面はすすめられたら行い、正座をして一礼するのがマナーです。故人の白布を遺族が外したら、さらに深く一礼して合掌します。その後遺族にも一礼を行い、長居はせずに早々と引き上げるようにしましょう。

葬儀後に弔問するときも基本は同じですが、場合によっては家に上がらないこともあります。そのようなときは、最初に挨拶するタイミングでお悔やみの言葉を述べましょう。遺族の意向を尊重し、強引にならないことがポイントです。また、家に上げてもらったときはお線香をあげて、同様にお悔やみの言葉を伝えます。このとき、香典や供物を持参しているなら、同じタイミングで渡しましょう。その後は葬儀前に弔問するときと同じく、長居はしないようにします。最後に相手を思いやるような一言を添えると、遺族側にも気遣いの気持ちが伝わります。

弔問のときのマナーで間違いやすいのが線香のあげ方です。線香をあげる行為とは故人を供養する意味があり、悪霊を遠ざけるともいわれています。正しい線香のあげ方としては、まず仏壇や故人の前に座り、一礼します。その後、ろうそくに火がついていればそのまま使い、ついていなければ自分で火をつけて使いましょう。このとき、直接線香に火をつけるのはマナー違反になるので、やめるようにします。ろうそくから線香に火をつけて、煙がでたら、左手であおいで火を消しましょう。たまに口で火を消す人もいますが、この行為もタブーといわれているので、必ず左手であおいで消すようにします。

あとは線香を香炉に立てるか、寝かせるかします。これは宗派によっても違うので、一概にはいえません。最後におりんを一度鳴らして合掌し、遺族に一礼します。その後再度一礼して終了です。なお、この線香のあげ方というのは、地域によっても多少変わってきます。また、宗派による違いが明確に出るのが線香の本数と立て方です。具体的には天台宗や真言宗は線香を3本、日蓮宗は1本~2本、浄土宗は1本立てることになっています。浄土真宗は線香の本数に規定がなく、立てるのではなく寝かせます。故人の宗派が分かるなら、それに合わせて線香も上げると、より丁寧といえるでしょう。ただ、宗派などが分からない場合は、自分自身が普段行っている線香のあげ方でも問題はありません。

弔問方法

訃報を受けたときの対応の仕方を4つ見ていきましょう。どれも弔問の際の大切なマナーに繋がるものばかりです。まず最初は服装に関するマナーです。葬儀のときと違って、弔問の際は服装に迷うのではないでしょうか。結論からいうと、葬儀は喪服を着ていきますが、弔問は平服が基本となります。特に葬儀前に弔問に訪れる際は平服が絶対で、喪服を着ていくと失礼になります。これは、葬儀前に喪服を着ていると、故人が亡くなるのを予想していたように感じさせてしまうからです。訃報というのは突然伝えらることがほとんどなので、まずは平服で弔問を行いましょう。

ただ、ジーンズなどのあまりにもカジュアルな恰好や、派手な化粧やアクセサリー着用はマナー違反です。基本は平服でもフォーマルを意識し、スーツを着用するなら、男女共に地味目を意識すると良いでしょう。これは、葬儀後に弔問する場合でも同じです。次に弔問の際に遺族に渡す持ち物のマナーです。持ち物は葬儀前と葬儀後の弔問で対応が変わってきます。まず葬儀前の弔問では、持ち物は必要ありません。これは、時間的に供物や香典を持っていく余裕がないのが普通だからです。反対に葬儀に参列することができず、後日弔問する場合には香典や供物を持っていきます。供物に関しては、お菓子や果物など故人が好きだったものだと遺族にも喜ばれることでしょう。

弔問に訪れる際は、挨拶や言葉使いにも気を使います。基本的に心掛けることは、遺族を気遣う言葉を使うということです。良く使われる言葉としては、「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などになります。悲しみを過度に強調しすぎず、遺族の気持ちに寄り添った言葉使いが大切になるでしょう。また、故人の宗派がキリスト教の場合は、「ご冥福をお祈りいたします」という言葉は適切ではありません。キリスト教では死は永遠の命の始まりと考えられているので、「安らかにお眠りください」といった表現を使うようにしましょう。

お悔やみの言葉を述べた後は、当たり障りない会話をします。故人の思い出話などをするのも良いでしょう。死因や病状に関することは、遺族の方に対して失礼にあたるので、聞かないようにします。また、弔問に訪れた際も必ず仏壇まで通されるとは限りません。そのような場合は玄関先でお悔やみの言葉を述べて、香典などを渡すようにしましょう。最後に全体的な流れとしては、最初は弔問に訪れることを遺族の方に伝えておくことが大切です。このときに遺族側の都合も確認するようにします。当日は玄関先で簡単な挨拶を済ませ、家に上げて貰える場合は線香もあげます。お悔やみの言葉と香典や供物を持参しているときは、このタイミングで遺族に渡しましょう。

また、もし葬儀前に弔問しているときは、故人の遺体と対面をすすめられるかもしれません。そのようなときは、故人と対面してお別れをします。但し、故人との対面は遺族にすすめられた場合のみ行い、自分から求めることがないように注意してください。その後は思い出話などをして、手短に済ませます。あまり長居をすると、遺族の方の負担になる場合もあるので気をつけましょう。

 

弔問は葬儀に比べると参加するかどうかの基準が曖昧なため、対応に迷うこともあるでしょう。ここでは主に4つのケースに分けて考えていきます。まず、親しい友人や近親者の場合、納棺前に最後のお別れをしたいというケースが多いのではないでしょうか。このときは弔問をすることが望ましいといえます。次に故人の近所に住んでいる場合で、親しくしていたのなら、同じように葬儀前に弔問しても良いでしょう。逆に普通のお付き合い程度なら、葬儀のみに参加します。一般的な友人や知人の場合でも、葬儀のみの参加が一般的です。もし、諸事情で参列できないときは弔電を打つか、手紙を添えて香典を送ると遺族の方にも気持ちが伝わります。

故人が会社勤めの場合には、その会社関係の人も弔問するかもしれません。こちらの場合は個人的な弔問というよりは、会社の慣例に従う組織的なものになります。したがって、その企業の指示に従うようにしてください。どうしても個人的に弔問したいときは、その会社の上司などに相談すると良いでしょう。

 

次に遺族側の対応についてです。これは主に、葬儀後の弔問客への対応となります。基本的には故人がお世話になった人々に挨拶回りを行います。この挨拶回りは初七日までに行うのがマナーです。そのときの服装は葬式直後なら喪服、数日たっているときは落ち着いた色の平服で良いでしょう。

挨拶先としてまずは、僧侶が挙げられます。葬式後になるべく早く挨拶を行うのが望ましいです。このときに、今後の法要や納骨の日程などを打合せしておきましょう。また、弔辞をお願いした人への挨拶も忘れてはいけません。直接挨拶することが理想ですが、遠方で難しいなら、お礼状や菓子折りを送ると気持ちが伝わります。個々に供物や供花を持ってきてくれた人たちには、早めにお礼状か香典返しに上乗せして返します。弔問や葬儀で世話になった近所の人たちへの挨拶も行い、お礼の気持ちも込めて菓子折りなどを持参すると良いでしょう。最後に故人が会社勤めの場合には、職場へも挨拶に行きます。このときに、お世話になった感謝の気持ちをあわせて伝えると丁寧な印象になります。

また、会社関係の必要な手続きもこのときに済ませてしまいましょう。その際は、事前に連絡を入れておくと、スムーズに対応してもらえます。特に退職金や遺族年金などは大切なので、忘れないように注意が必要です。また、場合によっては葬儀が身内だけの家族葬のときもあるでしょう。このときは故人が亡くなり家族葬で葬儀を済ませたことを、周囲に通知する必要があります。そして気を付けなければいけないのは、通知によって自宅に弔問する人が多く訪れる場合もあるということです。このようなときは必然的に、長期間にわたって弔問客の対応をしなければいけません。したがって、家族葬のときはそのことについても良く考えておきましょう。

最後に大切なのは、挨拶回りと同時に各種の手続きを行うということです。会社関係はもちろん、保険や年金などは期限が決まっているものもあるので、早めの対応が必要です。もし病院で亡くなった場合には、お世話になった医師へのお礼の挨拶などもあります。このように故人が亡くなった後はやることも多いので、一覧表のリストを作っておくことをおすすめします。

 

弔問は頻繁に参加するものではないので、いざそのときになってもマナーやルールが分からないことが多いものです。また、遺族側としても突然の弔問客の対応に戸惑うこともあるでしょう。このようなことは、普段から知識を蓄え、理解を促しておくことが大切です。そのようにしておけば、実際に弔問に参加する場合でも戸惑うことは少なくなります。しっかりとルールとマナーを理解して、故人や親族に失礼のない対応をしましょう。

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