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福島県では、納棺のときの副葬品として、故人が男性の場合には剃刀を、女性の場合にはハサミを入れる風習があります。この風習を魔除けのためと考えている人も多いのですが、実際のところは少し違うようです。昔、遺体を洗い清める湯灌のときには、男性の髭をそったり女性の髪を短く切ったりしていましたが、今ではそのようなことは行われていません。剃刀やハサミを棺に入れるのは、こうした昔のしきたりの名残りだといわれています。
福島県の会津地方では、通夜は身内や故人にごく親しい人だけが参列する場合が多いようです。そのため参列者は少なく、受付がない場合もあります。また、「隣組」などの近隣組織が強く機能している地域が多く、こうした組織が通夜を手伝うため、遺族が参列者の接待をすることは少ないといいます。喪家は、お葬式を出す際、葬儀社と打ち合わせをするだけでなく、隣組の代表とも打ち合わせすることが欠かせません。
出棺する門は、あの世への入り口と考えられるため、人が通常出入りしている玄関を避け、別の場所から棺を出す地域は少なくありません。福島県でも、一部の地域では、出棺の際に玄関の脇に仮門を作り、棺はこの仮門をくぐらせます。棺が出た後の仮門は直ちに壊して故人の霊が戻ってきても、この世に入ってさまようことがないようにします。壊した仮門で、お盆に「送り火」を焚くのと同じ意味を持つ「門火(かどび)」を焚く場合もあります。
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